風義ブログBLOG

2007.10.20
風義について

『junzo yoshimura』その1

軽井沢に来ました。
あす、吉村順三氏設計アトリエ山荘を参拝(笑)に参ります。
旧軽井沢に建つ脇田美術館。館に隣接する脇田和のアトリエ山荘は、日本モダニズム建築の最盛期1970年に脇田和の友人である吉村順三氏の設計により建てられました。http://www.wakita-museum.com/event/work_vol4/index.html
霧があるから、軽井沢は美しい。
幻想的で、
どこかしらミステリアス・・・・。
意思を持っているかのように
変幻自在な霧は
軽井沢の風景に良く似合う。
と地元の雑誌にありました軽井沢の霧には正直、動揺しました。
(だって、霧で運転できないんですもの。)
霧とは大気が低下することによって、空気中に含まれた水分が凝固する現象のこと。視界が1キロメートル未満のものが霧で、それ以上のものが靄(モヤ)と定義されている。軽井沢での霧の発生率は年間100日を越えるというから、いかに軽井沢に霧が多いかよくわかります。
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霧はそういった科学的側面だけで割り切れなく幻想的な気分を運んでくれる。一度通った道が見知らぬ道えと様変わりする不安感。一種の恐怖感にも似た感覚が数多くのミステリー小説を生んだのだろう。
年代は色々でも、霧に包まれた軽井沢の風景は、いつも変わらぬミステリアスな謎包みこんだまま、気まぐれに現れては、消えていく。
しかし、我々が創るものは霧のように現れては消えていくようなものではあってならい。そう、吉村建築のように佇む建築を遺していきたいものですね。
IMG_1163.jpg

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