よくあるご質問FAQ

工法・性能METHOD/ABILITY

構造材にはどんな木材を使っていますか?
地元の木で家を建てる。できればこの地で生まれた素材で家を建てたい…。その思いから、地元会津の風土が育てた素材をふんだんに用いています。柱や梁は会津百年杉材、土台は栗材が標準仕様です。
また、会津山義では天然乾燥にこだわっています。秋から冬の「伐り旬」に伐採し、枝葉をつけたまま3ヶ月かけて天然乾燥させた「葉枯らし乾燥材」を粗挽製材し、さらに自社敷地内に桟組みして、ゆっくりと四季を体験させて乾燥します。100%天然乾燥国産材の木材にて住まいをご提案しています。
天然乾燥独特の色ツヤ・香り、木の味わいが時とともにぐっと深まり、強度が劣化せず、割れや曲がりが出にくいといった効果もあります。また、山で乾燥させ、重量を軽くしてから運ぶため、輸送コストも軽減できます。太陽と風を利用して乾燥させる、つまり、環境に優しい。山での葉付乾燥に約3ヶ月という時間がかかりますが、手間は惜しみません。
加えて・・・、全棟、セシウム検査も実施しています。
大工工事は自社大工さんなのですか?
はい。会津山義の家はすべて自社大工が建てています。
「頼んだ会社の人が建てるのが普通でしょう?」と思われる方が大半かと思いますが、実はそうとも言い切れません。高度成長期以後、住宅業界は様変わりし、「効率良く、早く建てる」スタイルの経営や工法になりました。大工の棟梁がすべてを請け負っていたスタイルから、設計から完成までのプロセスをいくつにも分業するスタイルに変化してしまったのです。
住宅業界では大工工事を下請けや孫請けの会社に任せる傾向が強くなっています。分業化の進んだ家づくりは、建て主さんに対する責任の所在が複雑になったことを意味します。現代では住む人の顔も知らない大工が家を建てることも当たり前。建主との面識もなく、図面通りに組立てる…、責任感や自覚が生まれにくい環境なのです。
住まいづくりは、「良い技術」と「心配り」をもって建てることが大切だと考え、会津山義では大工を社員化体制し、家づくりを行っています。また、現場ごとに「現場親方制度」を取り入れ、より責任の持てる環境を整えています。
高気密・高断熱のメリットはなんですか?
高気密・高断熱住宅は、各部屋の温度差が少なく、年中快適な「省エネルギー住宅」を実現できます。
会津山義では次世代省エネルギー基準値をはるかに上回る、優れた気密性・断熱性を誇っており、住む人の快適な暮らしを実現しています。夏は涼しく、冬は暖かい。断熱性能は一般住宅の約2倍という計測データがあります。
冬は雪が降り、底冷えする会津では寒い冬を少しでも暖かく過ごしたい・・・。当社の断熱性能値は、次世代省エネ基準を大幅にクリア。暑さ寒さを寄せつけず、冷暖房効率も高いため経済的にも安心です。冷暖房費も抑えることができます。
住まいの気密性は、壁と床、サッシと窓枠の間など家全体の「すき間」の面積が基準となります。
つまり、すき間面積が小さいほど、その家の気密性は高いといえます。山義の家は、相当隙間面積(C値)が一般住宅の約8分の1。一般的な木造住宅のC値が約9c㎡/㎡ですから、北海道の公庫基準もクリアする程の高い気密性です。真冬もあたたか。夏はエアコンの冷気を逃がさず、外の熱気を寄せつけません。
計画換気について教えてください。
住む人の健康と住まいを守るため、「24時間計画換気」が建築基準法で義務づけられています。空気環境を整え、安心して深呼吸ができます。日常生活において、室内には多くの水蒸気やホコリや臭気などが発生します。これらの汚れた空気を捨てて、新しい空気を取り入れるために必要なのが「計画換気」。24時間換気システムを使って、住宅内に流れる空気を計画的にコントロールします。高気密・高断熱=快適ではなく、高気密・高断熱に換気性能と全室空調が備わってこそ、本当に快適な住宅環境ができるのです。計画換気の主なものには3種類ありますが、会津山義では「第3種換気」で24時間換気方式を採用しています。
この換気システムは気密性が高いほど効率的に働きます。パイプファンによって汚れた空気を排出し、空気の圧力差(負圧の状態)を室内につくることで、給気口から新鮮な空気を取り入れます。
シックハウスや室内環境が心配なのですが、対策は取っていますか?
シックハウス症候群とは、新築やリフォーム後の住宅などにおいて、建材や接着剤に含まれる ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物(VOC)などが原因になり、目や喉の痛み、頭痛、吐き気などを生じるものです。近年大きな社会問題になっています。 VOCを放散しない、または放散の極めて少ない建材の選択をすることはもちろん、室内におこる結露を防ぐことも対策のひとつです。 室内におこる結露、主に壁の内部に発生する「壁体内結露」が原因となり、カビやダニの繁殖を促進し、これらがシックハウス症候群の要因となる場合もあります。当社は、吸湿性能が高い「セルロースファイバー」を断熱材としており、24時間計画換気との相乗効果で、壁体内結露を防ぐ対策をしています。
雨漏りが心配です。
雨漏り対策として、必要な防水施工をすることはもちろんですが、できるだけ単純な屋根形状、建物形状とすることが一番の雨漏りのリスクを減らす設計だと考えています。また、軒や庇を出すことで、外壁の汚れや劣化を少なくすることができます。

家づくりの流れFLOW

工期はどれくらいかかりますか?
大小に関わらず、5か月前後の工期を頂戴しています。工期が長くなれば、経費が掛かり、工事費にも影響が及びます。材木をプレカット加工する、建材設備をカタログにて簡単に選択するなどのコストダウン方法もありますが、私たちがつくる「木の家」ではそういきません。
“手作り風”であれば、簡略化・合理化を追求し、工期を短縮することも可能かもしれませんが、職人の技を駆使し、個性豊かな自然素材の採択する「会津山義の家づくり」においてはそうではありません。私たちは『ものづくりのポリシーの心』を大事にしています。(関連コンテンツ)
会津山義の標準仕様とは?
職人・匠の技

資金・ローンFUND/LOAN

プランは有料ですか?他の設計士の図面でも施工可能でしょうか。
初回プラン・資金計画書は無料です。2回目以降は設計契約後、敷地調査や地盤調査なども設計契約後となります。
また、建築事務所や他の設計士に設計してもらうのは、個人的にその設計やデザインに刺激を受けたり、前衛的なコラボレーションとしては有りかとも思いますが、普段住まいの「スタンダードモデル」になりえないと考えています。そのため、自社設計の質を上げて行くことを常に考えてきました。
実践してきた結果は、施工事例にてご覧いただけます。
土地探しや住宅ローンの相談もできますか?
土地をお持ちでないお客様には、プランのご提案に加え、「ゾーニング案の提案」も行なっています。言うなれば、土地と建物の相対関係を踏まえたプランです。既にある土地に対しての設計プランも当然可能ですが、土地探しからお手伝いすることで、縛りのないアイデアが生まれる可能性もあります。
希望場所(居住エリアの選択)、住環境(日当たり、道路付け、採光、大きさ、形状、近隣環境など)、そして、理想の住まいが実現できる土地か?(間取り、空間、採光、眺望、通風など)などなど、一級建築士の目線で土地探しのお手伝いもしています。
住宅ローンは、銀行によって金利や保証料また火災保険料などが異なります。まずは客観的な意見も聞いてみる、という意識でも構いませんのでお気軽にご相談ください。また、以前までは、大手住宅メーカーのみが取り扱いできていた「優遇金利住宅ローン」も同等金利にてご紹介できます。

土地・基礎LAND/BASE

地盤調査の方法は?
地盤は文字通り、住まいを支える土台になる部分です。どんなに家の構造が頑強でも、地盤が軟弱な場合や基礎の施工が不適切であれば、耐震性や耐久性は発揮されなくなってしまいます。新しい土地に住宅を建築する場合はもちろん、建て替えの場合でも地盤調査は必要です。
いつまでも安全に生活していただくため、せっかく建てた住まいが傾くなどの悲劇を招かないために、全棟に地盤調査を行い安全な家づくりを進めています。専門の調査会社により全棟に地盤調査を実施しております。調査は2種類ご用意しています。
「スウェーデン式サウンディング試験」 スクリューポイントを地盤に貫入させ、そのときの貫入に要する荷重と回転数から抵抗値を測定する試験と「レイリー波(表面波)試験」 起震機と受信機でレイリー波(表面波)速度を測定し、地盤構成と地盤の強度、特性を把握する試験を併用しています。得られたデータから検討を重ねたうえで、地盤が弱ければ適切な改良を行います。調査結果は「地盤報告書」としてお客様にご報告いたします。
基礎工事はどんな方法ですか?
基礎の役割は、土台から伝えられた建物の加重や、建物に加えられた地震や風などの力を均等に地盤に伝えること、そして地盤面の湿気から土台や柱を守ることです。会津山義では「鉄筋入りコンクリートベタ基礎」を採用。ベタ基礎工法は構造計算に基づいて、立ち上がり部分だけではなく、地盤に直接接する底盤部分にも鉄筋が配筋された鉄筋コンクリート造りの基礎です。 建物の重量を「面」全体で支えることにより荷重を分散させるため、比類ない安全性、耐震性を確保します。
また床下が土に直に接しないためシロアリが浸入しにくいという利点もあります。
そのほか、公庫基準の基礎幅より太い耐圧基礎を標準仕様とし、地盤面からの立上りと鉄筋の間隔は強化耐圧基礎、基礎底盤に全面防湿シートを敷き込み、地面からの湿気を遮断するなどの施工をしています。
シロアリが心配なのですが・・・。
防蟻対策が必要な木材及び基礎コンクリートには、ホウ酸を主成分とした防腐・防蟻剤を使用し、さらには、炭を主成分とした防腐・防蟻剤を使用しています。どちらもシックハウスの原因となる揮発性の化学物質を含んでいない安心な材料です。シックハウス対策を考慮した場合は、床下を含めて室内の空気がきれいな状態にあることが大切です。
どんな土台を使っていますか?
青森県の日本最大の縄文跡地「三内丸山遺跡」では、5500年の時を越えて土中に残った「栗掘っ立て小屋」の基礎が発掘され、改めて栗材の 耐朽性が実証されました。
栗は腐りにくく、虫も食べないほど硬い木。日本では防腐剤を注入せずに無処理のまま枕木として使える唯一の木であり、昔の家の土台はほとんどが栗でした。
栗の特徴と言えば、堅くて腐りにくい。その為、雨風にさらされる鉄道の枕木として利用されているのは有名です。また、害虫にも強く、防腐処理の必要ない栗の土台は大変重宝され、古くは縄文時代から実と同様に材も使われてきました。会津山義の栗材は福島県産。
等級は中径・大径の良材の原木から製材し、じっくり天然乾燥させた後、自社で更に製材し、墨付けしています。ねじれが多く、加工しにくい為、土台に甘んじているという側面もありますが、熟練した自社大工が経験を元に最大限活用しています。

アフターメンテナンスAFTER MAINTENANCE

アフターメンテナンスと住宅保証について教えてください。
「長期優良住宅」や「100年住宅」という言葉を耳にすることがありますが、一切の手入れをせずに長く住める家など何処にもないと思います・・・。それはどんな構造材の家でも同じこと。使い続ければ、どんなものでも経年劣化します。家のように、さまざまな寿命を持った材質を組み合わせているものならば尚更のこと。では、なぜ昔の木の家は美しくて丈夫なのか。なぜいつまでもその姿をとどめて住み継がれてきたのか・・・。それは、大工が不具合を見つけ、こまめにメンテナンスしていたからです。
会津山義の家は、すべて自社大工が建てる家。設計から施工までのすべてが会津山義の仕事。他社と分業はしていませんので、何十年経っても、どこがどんな調子かが主治医のように分かります。建築後も「無料点検制度」というお付き合いをさせていただきます。また、法的な瑕疵担保保険も全棟加入しています。

会津山義についてABOUT

他社と違う大きな特徴は何ですか?
.「大きな特徴」ということへの回答は非常に難しいですが、私たちは「木の家」をつくっている、というのがまず最初に申し上げるところ。
その上で「木の家」にもいろいろあるよね?というご質問があるとすれば、「地域材を利用する」「木材のプレカット加工は選ばず、大工が手刻み加工している」「材の選定から木組みまでを社内の大工が行なう」といったところが回答になります。
詳しくは「プランニング」「職人・匠の技」「会津山義の標準仕様とは?」などのページをご覧下さい。

「工務店にはスタイリッシュなイメージがないなぁ」ともよく言われます。スタイリッシュの価値観は皆それぞれですが、私たちが考えているのは、「デザイン力と施工力のバランス」です。 伝統的な日本家屋の良さを継承し、現代のライフスタイルにもマッチする。 会津山義は「シ ンプルで気持ちのいい木の家」を提供していきたい、と思っています。 詳しくは「プランニング」「施工事例」「お客様邸訪問」「例えばこんなご提案」などのページをご覧下さい。