好きなことで、何かできることはないかなぁと考えて。
農業をやるために只見町に引っ越してきました。
田園の中のモダンハウス vol.3F様邸 (2012年10月ご入居)
もう2シーズン(冬)過ごしましたが、
家の中は十分暖かいですよ。結露もしないしね。
プランニングはどのように進みましたか?
- 奥様
- あーでもない、こーでもない結構好き勝手言っちゃって。
- 専務
- そうでしたっけ(笑)
- 奥様
- キッチンを壁につける案だったんですよね。でも、人の顔が見える方がイイ、ということでアイランドキッチンにしてもらいました。横山さんの自宅を拝見させてもらったりして。システムキッチンじゃなくて、造作したのは結果的に良かったですね。大変気に入っています。
収納に関しても山義さんからたくさんアドバイスを頂きましたね。収納はあればあるほどいいかな、と思っていたのですが、横山さんから「何をどう収めるか考えたほうがイイ」って言われて。勝手口の棚には、仕事道具や日用道具を置いて。玄関脇収納のアイデアも良かったですね。大活躍です。
只見の冬を過ごすための対策も考慮されたとか?
- ご主人
- 薪ストーブを置くとか、そういう話もあったね。
- 専務
- 薪ストーブだけでは(暖房が)補えないし、パネルヒーターとの併用だとコストがかかりすぎるってことで結果的にはパネルヒーターだけでクリアできるプランに。
- ご主人
- もう2シーズン(冬)過ごしましたが、家の中は十分暖かいですよ。結露もしないしね。
- 奥様
- お客さんたちは皆、この家あったかいねーって言いますね。
- 専務
- 薪ストーブを設置するとなるとそのスペースを確保する必要も出てきたりね。この地域は雪が積もるっていうより、横から吹いてくるって感じ。なので、こっちには大きな窓を付けたら大変じゃないの?というような制限も出てくる。するとゾ-ニングの優先順位なんかも決まってきちゃったり。そういうのプランに影響してたりしますね。
- ご主人
- あと、やはり豪雪地帯なので、屋根の上に雪が溜まるのを防ぐことを考えなくちゃならない。この地域には、安心して暮らすための伝統的な「屋根の角度や向き」もあるようで。建ててる時に近隣の住人が心配してアドバイスしてくれたり。大丈夫か?って(笑)。そんな伝統的な屋根と、山義さんが提案してくれたウチの家は真逆なワケなんですが、意外に屋根には雪が残らなかったですね。
オール電化と伺いましたが、電気代はかかりますか?
- 専務
- 夏場でどのくらいかかります?
- ご主人
- 6,000円くらいですかね。冬は2月が一番かかって、3万数千円ぐらい。電気代があがる前(2013年8月まで)は3万かかってなかったですね。ウチは灯油もガスも要らないから、まぁ、(只見町なら)そんなもんかな、と。以前の貸家は気密性も低かったと思うし。今は、年間通しての月平均電気代が1万5,000円~1万6,000円ぐらいですね。(※)
- 専務
- Fさんのところは断熱材(セルロースファイバー断熱材)も相当入れてますからね。内断熱+外断熱を兼ね備えた「付加断熱」を採用してるんです。寒冷地では最近よく使われる断熱工法なんです。そのへんも功を奏したのかな。
(※)F様邸の場合、入居前の同町貸家にお住まいだった頃には光熱費(電気・ガス・灯油)が冬期月平均で、40,000円~50,000円かかっていた。
2年住まわれて如何ですか?
- ご主人
- 全然問題ないですよ。
- 専務
- 良かった(笑)。ありがとうございます。
- ご主人
- 両親用の部屋がまだ活躍していないんですよね。具体的ではないですがそろそろですかね。同居の時期もそう遠くはないんじゃないかな。
- 専務
- こっち(両親用の部屋)はよく物置にもならず、きれいなままにしていますねぇ。
- 奥様
- すっかり、猫の遊び場になってますよ。
- ご主人
- 贅沢な遊び場にね(笑)