風義ブログBLOG

2012.03.03
手づくり

あそび、つくり、くらし。

早いもので新工場+ギャラリーが出来て6年余り経ちました。
移転当時は各々の仕事にワタワタしておりましたが、
社屋も私たちも完成当時よりもずっと味わいが増してきたところです。
当初より住宅ローンの相談や間取りプラン設計など住宅設計に関する
お役立ちは行なっておりましたが、
さらに豊かな暮らしをご提案できないだろうか・・・。
そこでたどり着いたのは、暮らしに手づくりのものを取り入れてみてはどうかなと。
使う人や家族の生活を考えながらひと品ひと品つくった物は
住空間にうるおいを与え格別です。
また、これから住まいを手に入れる人はもちろん既に住まいを手にしている人も
ワークショップやギャラリーで出会う幅広い人たちを介して日々の暮らしを互いに
刺激し合えればとても素敵だろうなと思いました。
会津山義では今年の3月〜12月の毎月(全10回)手づくりの会を行います。
■木工
□カットボード(まな板)
□ペーパーコードスツール
□スプーン
□本棚
■生活
□石けん
□フラワー
□ミニ盆栽
□料理

                         (写真はケヤキ材とクリ材のカッティングボード)
詳しくは後ほどお知らせにてUPいたします。

2012.03.01
風義について

カッティングボード。

今度の日曜日、
新鶴吹上台の家のご家族から新築祝いのお誘いをいただきました。
そのメンバーの中には陶芸職人の一重氏も含まれておりました。
手ぶらではとても行けないし、
お祝いの品物も他のみんなと歩調を合わせる必要もあるだろな〜と思い探りいれました。
私「一重さん、プレゼントどうします。」
彼「どぶろくと壺をあげようかと思ってました。」
こっ、これはまずい、
彼はプレゼントを手作りの品でコーディネートするつもりなのか・・・。
吹上台の家のご主人が好む
シングルモルトウイスキー片手にお邪魔すれば手間いらず〜♫♬
としていた思惑がくつがえされた瞬間。
そんなこんな試行錯誤の末、
オリジナルの品物数点やってみましたよ。
こんな私も”クラフツマンシップ”を授かっていますからね。

ウコンの力、2、3本やってから伺います。

2012.02.28
風義について

アンパ〜ンマ〜ン。

春の発表会が日曜日に行われました。


愛娘が属する2歳児クラスは最初に登場です。
みんな一生懸命に練習したのでしょうね、リズムあわせ笑顔はじけていますよ。

震災からもうすぐで一周年、みんなたくましく成長してますよね。

2012.02.26
静御前の家

ありがとございました。

本日のベストショット。

山義の工場にて刻み(木材加工)体験を行いました。
刻みを行なっている部材は土台、在来軸組工法の中で最も大切な部位。


現在他社さまの着工している福島県内の住宅は
桧や米ツガ薬剤注入材を土台に使用する現場が多いようです。

山義では栗の土台を標準装備。


この材は非常に硬く腐りづらいため
住宅の土台や鉄道枕木など使用環境の過酷な部位に用いられていました。
しかし、材が曲がったりねじれたりと暴れん坊のため、しつけが重要になります。
経験が豊富な職人の業であれば活きてくると思いますが
プレカット加工や経験の浅い大工では手に余る代物です。


「オーバースペックでしょ。」と案ずる同業者方々もいらっしゃる事かと思いますが、
給湯器や換気扇などの設備機器のように簡単に更新できる部位ではございません。
後々更新に難義する部位はこの位のプレミアムスペックが宜しいのではないでしょうか。

2012.02.25
風義について

3バカトリオ。

昨晩は、久しぶりに資格学校友達とグラス片手に語りました。
年齢はバラバラですが、同じ時間をすごし、同じ経験した者同士、
そう時間はかからずに笑顔がこぼれました。
業界の仲間が少ない私にとって貴重な友達。
先輩の彼は一昨年、私は昨年一級建築士に合格、
そして順番まちの彼は今年が大本命。
10月の本番まで出来る限りバックアップするつもりです。

写真のシャープペンシルは昨年お世話なった私物品、”願掛け”してから贈りますね。

2012.02.24
小金井の家

二人ならんで すまし顔。

二つならんだすまし顔の流し水栓。
おだいり様とおひな様のようです。

二つはヨーロッパからやてきたグローエ社の水栓です。
自称”週末シェフ”を名乗るご主人さんご希望の贅沢品。
「毎日触れる部分ですので、フィーリング重視で選びました。」とご主人。
デザインとは表面的なうつくしさを指すものが多いのですが、使うたびに喜びが
湧き上るような品質や機能、そして形状。それらがデザインであると考えます。
向かって左は「有機的なフォルム」が特徴の”K4”。
見せるキッチンに最適なうつくしさ、ユニバーサルにつくられたレバーも特徴です。
対する右は「軽快で端正なフォルム」の”MINTA”。
高い位置からのと吐水口は、高さのあるうつわにもスムーズにそそぐことができます。

二人のお嬢さんも楽しく花嫁修業をすることでしょうね。

2012.02.21
小金井の家

山義がつくる家具。

座卓に始まりベットや机、
そしてダイニングテーブルにダイニングベンチ。
自前の大工が吟味して
持ち前の腕でこしらえた家具は
いかなる方向へ向かうべきなのか・・・。


若輩ながら想いふけっておりましたが、答えは出そうにありませんでした。

2012.02.20
風義について

あなたも、クラフツマンなのね。

先日、木製サッシュで毎度お世話になっている会社に取材でお邪魔しました。
当日は、木製サッシュで大臣防火認定を取得するための試験体を作製していました。
「あと2、3分で合格するのにな〜。」とベテランさん。

会社の信義を受け止め
職人としての道理を通すその姿は哀愁漂うクラフツマン。
取材の内容は後日”家づくりの現場から”にてホームページにUPします。
http://www.aizu-yamayoshi.com/session/

2012.02.16
風義について

お祝い。

先月末、会津山義の大工さん2人が表彰されました。
二人の証にはある共通点がございます。
それは”継続”。
山義にて大工修行の終了するのは若い彼が初めてです。
私が、家業に入ってから初めてではないでしょうか。
先輩の大工さんも山義での最長老となりました。
3月に入ったらお祝いをしましょうね。

何だか似てきましたね、この二人。

2012.02.15
小金井の家

巨匠。

Arne Jacobsen (アルネ・ヤコブセン1902〜1971)の水栓蛇口が到着です。
コペンハーゲン生まれで20世紀デンマークのモダニズムを提唱し
世界中に多大な影響を与えた巨匠です。
デザインはインテリア、建築など空間表現のすべてに携わり、
代表作のSASロイヤルホテル(’61年)では内装、家具に至るまでトータルで手掛けました。
建築、家具、食器、カトラリー、照明、テキスタイルと生活に関わるあらゆるモノに関わり、
機能美だけではなくフォルムの美しさ、心地よい使用感など
ぬくもりのある美しいデザインで制作しました。

代表作であるセブンチェアは没後30年以上経た現在でも
人気は衰えることなく多くのファンに愛用され続けています。
中央部黒色の椅子がセブンチェア、
フォーマルで高品質で象徴的、
そして何より使いやすく快適であります。
確認のため、ダンボールを開封してみると「ほぉ〜。」と。

現在、採用するほとんどの商材はダンボールに包装され建築現場や事務所に到着、
包装されたダンボールは輸送時による商材保護やロットナンバーの確認が大方の目的のため
素っ気の無いパッケージデザインに仕上がっています。開封したら廃棄物に。
設計、ドローイング、創造していく過程などがこめられたこのパッケージデザイン、好きです。

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