風義ブログBLOG

2019.03.06

出入り口。

3月30日、31日の両日に会津若松市館脇町にて完成見学会をおこなう計画でした。そこのお宅用に会津もめんで暖簾(のれん)を作ろうかと。お部屋とお部屋の出入り口の多くは建具といった引き戸やドアなどが付いています。これらの目的は、空間を閉じたり開けたりといった心理的なことや、暑さ寒さなどの環境的な配慮も加味し、設計の段階で計画される訳です。しかし、近年の住宅では、上述の後者の内容は、住宅性能が高まった背景により、薄れてきているのではないでしょうか。ただし、これは私が住宅計画をした場合ですが。

そうすると前者の空間の閉じ開けは必ずしも建具などでなくてもよく、空間を華やかにするファブリック的なもので、自分らしい生活感を演出し、楽しむことができるのではないかなと考えています。そこで、会津もめんに白羽の矢が。これまで会津山義では新潟・小千谷市のちぢみもめんで暖簾を作り、空間を演出していました。反物のつくり手さんの努力はもちろんですが、行政や団体のみなさんの熱感もあり、特に見直されている素材ではないでしょうか。織物ではイタリア産物が有名ですが、もめん反物といえは会津でしょと言えるだけのバックボーンはありますからね。

以前から地元の反物でこしらえたかったのですが、ズルズルとしちゃっていて。でも今回は色々なご縁もあり、いっちょやってみんべ!!という流れになりました。

 

まずは、候補生の選抜から。

3月30日/31日完成見学会開催のお知らせ

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