風義ブログBLOG

2008.10.07
山義標準仕様

‘すてき‘キッチン

ふくしま家つくりの本の取材がありました。
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コンパクトな広さを持つSさんのお住まい。
オール電化で月平均10,000円位のランニングコストということ。
やりました!!プランニング時に温熱計算したからね。うれしいです。
(くわしくは11月発売の本で。)
さて、キッチンについて少しお話を。
お客さんの要望による変化や各メーカーオープンスタイルの商品をラインナップ
してきた為に目する機会が多くなりましたセミオープンやオープンなキッチンスタイル。
しかし、すべての世帯に適しているかは疑問もある。『まー、すてき!!』
こんな印象が先行していませんか。
オープンキッチン、実はかなりの苦労と工夫、そして勇気が必要であります。
提案する設計者側の裁量も問われることにも。
オープンキッチンのメリットとデメリットを整理してみると、
空間の広がりが視界を開き動線をスムーズに。
多目的空間の部分もあり家族とのコミニケーションがはかれます。
反面、仕切りがないためにおいや煙、油煙も各部屋に漏れやすい。
調理や片付けの音も気になるところ。キッチンが真ん中にくるとキッチンの中に
住んでいるような錯覚も出てくる場合も。
一日のキッチンの作業時間はどのくらいかを住まい手の性格によっては
検証することも必要かもしれない。においと煙は深刻で打ち合わせ時には
しっかり話す必要があります。レンジフードは最近カッコイイものが多く選択肢が
増えたが効率的なものはまだ多くはないのが現状。
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出来合いのシステムキッチンのみでは個性でない。
フルオーダーキッチンまでは予算組みできない。
そんな時山義では...すてきなキッチンをつくるポイントは大きく3つ。
冷蔵庫位置、吊戸棚そしてレンジフード。
まず冷蔵庫の配置。
新築時に冷蔵庫も新調できる方は少なく現状のままプラン作成。
冷蔵庫の存在は空間を左右するので食品庫や食器棚の脇に。
もちろん使いやすい場所であることは大切です。
吊戸棚は大きな食品庫や造作収納によって必要がなくなる傾向にも。
システムキッチンの扉を空間に出すことにより‘すてき‘が半減するような感じもする。
高価なシステムキッチンの扉をチョイスすることが‘すてき‘を増幅するのではなく、
バランスなんだと思いますねやっぱり。
チープでもいいんですよ、バランスあればね。
最後はレンジフード本当は‘なくす‘ことができればいいけど、存在感が大きい。
それ一つでも印象はかなりのもの。
標準に付いてくるものを変えるだけでもかなり違うのです。
『すてきなキッチン、快適なキッチン』を手に入れるのは
カタログとにらめっこでは無理そうだよね。
その辺の提案はお任せください!!

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