風義ブログBLOG

2008.03.27
風義について

いいじゃないですか?

3月29日 30日完成見学会をおこないます。
今年最初の完成見学会です。
そこで、昨年の仕事を振りかえりました。
07年度は8件のお住まいでお世話になりました。内、増改築が2件。
ご一緒に、見てみますか。
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左から
喜多方『土間のある家』
若き和の風義。『町北町の家』
気負いなきナチュラル。『舞台田の家』
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左から
率直な自然の家。『八幡の家』
県産ひのきの家、序章完。『旭町の家』
終の棲家。『石堂町の家』
今回のお住まいは
〜しろがねをまとう、無垢のこころ。『会津中央の家』〜
これまでの「会津山義」の家と何か違う?
そんな期待感を抱かせる外観。N様のお住まいはそんな印象深さを持っています。ほっこりとした風合いのオフホワイトのシラス(火山灰)外壁に、鋭く光る屋根は白銀色…。フェルトのような優しさと甲冑のような心強さを漂わせるたたずまいです。
 施主様と山義、出会いから完成まではなんと足かけ5年。「会津山義」最長記録ですが、無垢の家に惹かれ両手では数え切れないほど見学会に足を運ばれたご夫妻とは、設計にまで進めば、多くを語る必要もないところまで高められたセッションでした。
 無垢のフロアは床下暖房とあいまって冬でも裸足でいられる快適さ。木肌の持つ繊細な感触は、多感な子どもたちに感性の豊かさを伝えてくれるでしょう。大騒ぎをもともしない2階の床は、実はそのままリビングの天井。ストライプの刻みを入れた45ミリの無垢材はそれだけで高いインテリア性も生み出しています。これらを支える太い根曲がり梁は、地元は東山の奥山から伐り出された100年杉。一世紀ものあいだ雪国会津の雪の重みに耐え残ってきた粘り強さこそ、大切な子どもたちのためにもオール無垢の家を諦めなかったご夫婦の思いそのもののように思えます。
じっくり家づくりしてみるのも、いいじゃないですかね。

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